福島へお米の里帰り!(前編)


またまた、暫くブログを更新出来ずに過ごしてしまいました。
私はますます!元気です!


この22.23日と福島県に行ってました。
南相馬市にお米とお野菜を届け、福島市ではおでんの炊き出しと
お野菜をお届けして来ました。

今回の福島行きは俊介くん達が福島の稲の種を亀山の棚田で育て
たお米を福島に里帰りさせよう!と、いうプロジェクトで福島に
行く事になったのだ。

21日の夜に月の庭に集合し、俊介くんのお米や、西木さんが集め
て下さった有機野菜、たかいく農園さんの枝豆、赤大根、岡田屋
からはクッキー、おでんの出しに使う干椎茸や調味料などなど
俊介号のタイヤがしずむ位の荷物が満載。

22時に亀山を出発。
途中運転を交代しながら、常磐道を北上。
途中、やけに車が少ないなぁ〜
朝、5時か…
余りに早朝やからかなぁ〜
なんて呑気にぼんやりと考えていた。

広野IC下りて南相馬市に向かおうとしたら、その先20キロ圏内で
迂回を余儀なくされた。汗!


ヤバイ!
20キロ圏内!って⁉


実は相当原発の近くに来てたんや!

マスク!マスク!

でも、警戒している警官達はマスクだけで、軽装備!?
南相馬市への迂回路を教えてもらうが…相当な回り道。
とりあえず、南下を始めると海岸線沿いの道に出た。

そこは津波で被害を受けた地域。
被災地を始めて訪れた私は見えない放射能への恐怖感と津波
威力への恐怖感で足がガクガクしていた。

迂回路は国道を抜けるルート。
暫くは田舎の町々を抜けて走る。

何時の間にか…マスクを外していた。
またまた、余り車が少ないなぁ〜と思っていたら…

浪江町


原発…近いんちゃう…


と、またまた、通行止め
そこのマスク姿の警官達に南相馬市への道を聞いてみたら…
なんと!大阪から応援に来てるから分からん!って
やっぱり、古いけどナビを頼りに行くか…
と走り出したら…
対向車が一台…マスクをしてる!


ヤバイ!

この辺り線量高いんちゃう⁇

と、またまた、マスクを!


誰も居ない…

車も来ない…

そこは雑木林が紅葉をはじめた美しい森


飯館村    の文字

長泥  の集落の文字



家へのアプローチにはバリケードがある。
やはり、泥棒があるんだろうか…


震災、原発の心配の上に泥棒の心配とは…やりきれない



ひと気が無いはずだ。
皆、避難されてるんだ。


外は多分相当高い線量なんだろう。
口数も少なくなる。



ようやく車通りのある道に出た。
飯館村の役場辺りだ。
役場の建物とその他村の施設がやけに真新しい。


それまで降っていた雨は止み、日差しが薄っすらと差して来た。


私、晴れ女ですからして…


もうすぐ、南相馬市だ。


南相馬市の「デイさぽーとぴーなっつ」は夏に而今禾のヒロさんが
物資をお届けした福祉施設、こちらには今回お米とお野菜をお届け
して来ました。

「ぴーなっつ」の青田さんからは震災当時の混乱、困窮…
そして今も続く困惑状態のお話をお聞きし、その後、南相馬市
津波原発のダブルの被災地を案内してもらいました。



高台が無く延々と続く荒地

コンクリートの基礎だけが残る

その基礎でさえ、えぐられている場所もある。

高台が無いために逃げ遅れて沢山の方々が亡くなったのだそうだ。


南相馬市の南、その先20キロ圏内立ち入り禁止区域の地には
コンビニと食堂があった。


この場所で働く人々もいるのだ。


マスクをしているのは、私達とコンビニのおばちゃんだけだった。


もう日も暮れて来た。
明日の炊き出しの打ち合わせの為に福島市に向かう。


飯館村から集団避難されている人々にこれから会うのだ。