夢〜シェアキッチン

昨日は亀山の小学校で『夢を持ち続ける子どもに育てるには』
をテーマに『夢』の話をしました。

私の夢は世界平和です。


私は小さい時から
みんなが幸せを感じる社会になって欲しいとずっと思っていました。


『夢』には叶えるのが難しい、または時間が掛かる遠い夢、
すぐにでも叶う近くの夢がありますね。


その両方があるとイイと思います。
遠い夢ばかりだと日々の充実感が得られず、辛いものです。


この大変な仕事をクリアしたら、美味しいものを食べに行く!
とか、でイイんです。


私の夢、職業編…
は小学生の時は天文学者
数学が必要だと聞いて諦めました。


中学生の時モトクロスライダー
この時はよく鈴鹿サーキットに通い、腹筋や腕立て伏せをやったり結構真剣でした。


高校生の時は建築家
芸術大学を落ちました。


大人になってから染織家…


今の私はどの夢も叶えてません。
染織は趣味としてやっていますが…


逆に、結婚はしなくてイイ、子供は産まない…と、
思っていたのにこれは両方叶っています。


面白いものですね。


しかし、ずっと夢の基本は世界平和でいつも心に大切にして生きています。


夢は叶ってないけれど
今、とても充実した毎日を送っています。


自分がなりたいものになるのが幸せとは限らないのでは?
って思います。


私は今、人前で話す事や料理を教える仕事をしていますが、
子供の時は学校でひと言も喋らないような人見知りな子供でしたし、
料理も結婚してからはじめました。


何がきっかけでどうなるかなんて、本当にわからないものです。



私には二十歳になる息子が居ます。
彼は相可高校食物調理科を卒業後、今は伊勢のフレンチレストランで
働かせて頂いています。


私は彼には世界の何処ででも生きて行ける様なワイルドなたくましい人に
なってもらいたいと思っていました。
これは私の夢というか望みですね。


女姉妹で育った私は男の子は乱暴で育てるのが大変だと、
反抗期には警察から電話がかかって来たりするんじゃないかしら?
などと想像していました。


しかし、そのたくましい想像力に反し、
彼はとても優しいイイ子に育ちました。
こんなに優しくてこれからの世の中渡って行けるのかしら?
と行く末が心配になります。笑


彼が高校を卒業する時…
私は一年位海外へ旅して来たら?って言ったら…

『お母さん、僕、就職する。旅をするにもお金が必要でしょ!』
と、諭された。


堅実やなぁ…笑


親の夢や望みと反して子供は育つのでしょうか?
反面教師か…


今回、『夢』というテーマを頂いて私も私の『夢』について考えました。



それは
シェアキッチン!です。


子育てに追われごはん作りがままならない人、
ごはんを作りたいけれど食べてくれる家族が居ない人、
ごはんを作ってもらえない子ども、
ひとり暮らしで誰かとごはんを共にしたい人…


ごはんについてちょっと困り感のある人が集えるキッチン!


そんなのがあちこちにあったら平和でいいなぁ…と想像しています。


ちょっと前の日本の長屋文化の様なイメージかな…


でも、実際どうすれば出来るのか、具体的な事は分からないので、
ヒントが頂けないかといろんな人にこの『夢』の話をする様にしています。


『個』の成熟の前に『個』のツールが氾濫して、
どこかさみしく冷たくなってしまった日本の社会に
『関わり』を取り戻せないかな…と


シェアキッチンもきっと世界平和につながっていくものだと私は思うのです。