のびのびサマーキャンプ7月終了いたしました。

野尻湖のびのびサマーキャンプ

福島の子どもたちを放射能汚染から、守りたい一心で、有志に呼びかけて
『三重・福島キャンプと滞在ネットワーク』という会を立ち上げました。

お陰さまで、26日〜28日の日程で、「野尻湖のびのびサマーキャンプ」
7月日程を無事終えることができました。

カンパや食材の提供を頂きました方々、
ボランティアで参加して頂いた方々
ありがとうございました。

26日、福島〜大玉村須賀川経由で、バスで野尻湖に向かいました。
10か月から14歳までの子どもたち26名とお母さん方14名に、現地に
集まった22名のボランテイアを加えて総勢62名の参加でした。

湖でボートに乗ったり、泳いだり、そうめん流しやスイカ割り、BBQを
楽しみました。
福島では屋外の活動が制限されているのもあるのか…、外遊びに大はしゃぎ
する子どもたちの歓声とお母さん方の笑い声で湖のほとりが満たされて
いくようでした。

湯谷純子さんのヨガや整体で体が解されてく内に、お母さん方の本音トーク
が始まり、一部のスタッフが傾聴させていただきました。

この数か月、子どもたちの微熱・咽頭炎口内炎・頭痛・腹痛に悩まされ
続け、言いようのない不安を感じていること、北海道まで出向いて、内部
被曝の検査を受けたこと、もうすぐ、家族で山形に自主避難すること等々、
また特に、福島出身のスタッフは、震災後、ますます募っていくふるさと
福島のお母さん方への思いを、聞かせていただきました。

夕べの集いではアパッチ宮原さんの民族楽器の演奏を聴き、こなみさんの
絵本の朗読を聴き、最後にはアパッチさんの笛の音に合わせて、皆で自由
に踊りました。

今回、福島県から来て頂くにあたり、可能な限り安全な食材を食べて頂き
たい!と沢山の方々から無農薬の野菜を提供頂きました。
実は沢山集まり過ぎて一時はどうなる事かと思いましたが、
『お土産にすれば?』
との声が上がり、余剰分をお土産にさせて頂きました。
福島県では安心できる野菜が中々購入出来ないとの事で大変喜んで頂けま
した。

最終日の朝のフィナーレでは、「ひとりのちいさな手」を全員で歌い、
62人で、円陣を組んで、ひとりひとりの「一言」を分かち合いました。

「私たちは一つの体である。体のどこか一か所でも傷を負えば、全身で
痛みを感じる。
今、震災と原発事故によって引き起こされた放射能汚染で苦しんでいる
福島の人たちの痛みを福島に住んでいない人たちも感じている。
ともに、希望を持って、未来に向かって行こう!」

と、スタッフの一人が、締めくくりました。

今後は、参加されたお母さん方同士が繋がり、私たちの三重の会も連携を
とりながら、短期・長期滞在(具体的には春休み)の準備をして行こうと
話し合いました。

もちろん、大家族(4世代同居)の問題や、仕事の問題、移住後の問題など、
課題は山済みですが、子どもたちのためにできることを探し求めてゆきたい
と思います。
以下は、参加者の一人からいただいたメールの一部です。

「...(前略)原発事故以来、怒りと苦しみで生きていることさえが辛く、
希望など見いだせない毎日でした。しかし、みなさんの姿に憎しみや怒り
よりも、自分の道を一歩でも前に進む努力をしなければいけない..(中略)
笑顔でがんばろうと思えるようになりました。苦しい夏が、今までの人生で
一番多くの事を学ぶことができた夏になりました。..(後略)」


 尚、目下、来るべき8月日程の準備中です。

バザーや、カンパのお願いに奔走してきましたが、資金面での困難を乗り
越えるため、下記のように会の口座を開きました。

今夏のキャンプと今後の滞在サポートのため、多くの方々からのご支援を
お待ちしております。
8月は14~16日にサマーキャンプを開催いたします。


金融機関名)百五銀行 本店営業部

口座名) 「三重・福島キャンプと滞在ネットワーク」高山 博美

口座番号) 1127757  普通

店番) 501